漫画に自由を!21

「漫画に自由を!21」は、漫画やアニメと言ったサブカルチャーにおけるあらゆる表現の自由を、日本国憲法第21条に基づき守ろうと、独自の手法で世界に訴える事を目的として結成されたサークル(団体)です。

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07-28

2014

「地を這う魚(著・吾妻ひでお)」に出てくるわへーさんにお会いしました

第2回 7月27日(日) 貸本・劇画・ガロの仕事
講師:平田弘史(漫画家)×F.Mロッカー(漫画研究家)
http://www.kcf.or.jp/morishita/kouza_detail_010200500175.html


昨日はこの講座に行ってきましたが、それはそれで別の機会に描こうと思います。


吾妻ひでお先生の作品に「地を這う魚 ひでおの青春日記」という自伝漫画がありますが、そこにわへーというアリクイの姿をした吾妻先生の友人が出てきます。

ゆきみちゃんはサイ。わてんちゃんはワニ、わへーはアリクイ。


20140728_0000.jpg



昨日は講座の後に何人かでファミレスで二次会をしたんですが、ここにそのわへーさんが参加されていました!

実は初対面ではなく、みやわき心太郎先生のお葬式の時とお墓参りの時にお会いしていたのですが、その際はみやわき心太郎先生の一番弟子の方と紹介されていて、お名前は存じ上げませんでした。


今回ファミレスで同席したのですが、その際、

「吾妻ひでおの地を這う魚、読んだ?あれに出てきたアリクイのわへーって俺なんだよ。」

と自己紹介されてビックリ。ご本名は「和平俊秀」さんで、今は漫画家はされていないとか。



地を這う魚の中でも紹介されているんですが、吾妻ひでお先生とお会いした頃は水島新司先生のアシスタントをされており、そこにおられた五十嵐幸吉さんの紹介でみやわき心太郎先生とお会いして弟子入りしたそうです。


みやわき心太郎先生は天才であったにも関わらず、凡人(ご本人曰く)であったわへーさんにも天才にしかわかりえない事をわかりやすく説明してくれたそうです。


きっかけになったのは、水島新司先生の漫画論が

「漫画は100%商品でなければならない」

であったのに対し、わへーさんは

「漫画は100%作品でなければならない」

と反発。


しかしみやわき心太郎先生はそれに対し、

「漫画は50%が作品、50%が商品。作品として完璧でも、読者に商品として認められなければ100%とは言えない」

と答え、わへーさんはそれに大きな感銘を受けたそうです。


そして弟子を取るような金銭的余裕が全くなかったみやわき心太郎先生の下に無給でいいからと弟子入りし、その後最後まで行動を共にされたとか。



吾妻ひでお先生のお話、みやわき心太郎先生独自の漫画論、人生論、宗教論など多くの事を語って頂き、大変楽しい一日でした。


追記










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06-06

2012

世界で一番、日本の漫画が大好きだった人。 ―内記さん死去―

内記稔夫氏死去(現代マンガ図書館館長)

 内記 稔夫氏(ないき・としお=現代マンガ図書館館長)1日午後6時31分、肺炎のため東京都小平市の病院で死去、74歳。東京都出身。自宅は東京都新宿区早稲田鶴巻町565。葬儀は9日午前11時から東京都文京区小石川3の14の6の伝通院で。喪主は妻正子(まさこ)さん。
 50年代半ばから貸本屋を経営し、78年に東京・早稲田に同図書館を開設。約18万点の漫画単行本や雑誌などを収蔵する国内最大級の専門図書館に育て上げ、漫画文化の啓発にも尽力した。

http://jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2012060400345




内記さんに初めてお会いしたのは、あの東京都青少年健全育成条例改悪反対の集会があった豊島区公会堂でした。

この時初めて現代マンガ図書館の存在と、その館長である内記さんという方を知りました。


内記さんは、多分間違いなく世界一日本の漫画を愛されている方で収集家でもあります。
ある方によると本職の方でかなりの収入があって、それを殆ど漫画の収集につぎ込んで、それが現代マンガ図書館になったそうです。

都条例反対の時も、有害図書であっても漫画は漫画として存在を許されるべきといった正論を語られ、いい年をしてこんなに純粋に漫画を愛する大人がいる事に驚いたものです。

お酒が入られると更に饒舌になって、漫画に対する愛が止まらなくなる素敵な方でした。


なんだかまるで都条例改悪のおかげで色々な方と知り合えて、実は石原都知事のおかげだと感謝すべきなのかもしれません(大嘘)



現代マンガ図書館は、残念ながらあまり家族の理解が得られていないそうで存続をどうしようかと仰られていましたが、後日明治大学の米沢嘉博記念図書館とともに明治大学現代マンガ図書館として永続的な存続が決まったと教えていただきました。
http://sites.google.com/site/naikilib/


また、あの一世を風靡したNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」では貸本マンガ屋として指導されたそうですが、あまり意見を聞いてもらえなかったとかどうとかと裏話も聞かせていただきました。

漫画の話をされると目をキラキラ輝かせて、本当に少年のように嬉しく楽しく語られていたのが何よりも印象的です。



その後、お体を悪くされて入院されたと伝え聞いておりましたが、残念ながら回復される事なく鬼籍に入られました。大変、残念です。

多分、漫画界の中では知る人ぞ知る方であって知らない方が多いと思います。私もそうでした。

ただ、内記さんのような方がおられたからこそ失われずにすんだマンガ本が相当数あり、それはかけがえのないものです。
漫画という、今でさえそれほど大事にされない存在を私財と人生を投じて守ってくださった内記さんの心意気、それはきっとただただ漫画が大好きだったからの一心でしょう。

その一心が、今後永続的に“カルチャー”として受け継がれる事。受け継がれてきっとまた、漫画が大好きな人を育んでいくのでしょう。


まさにそれこそが“カルチャー”そのものです。





内記さんのご冥福をお祈りします。



現代マンガ図書館館長、内記稔夫氏の訃報とその功績
http://togetter.com/li/315799

10-09

2011

みやわき心太郎先生、一周忌

今日はみやわき心太郎先生の命日、一周忌です。

明日、原田先生のお誘いを受け、お墓まいりに行ってきます。

去年、先生が亡くなられた時に書いた文章を再掲します。




2010年10月10日

一期一会


昨日、みやわき心太郎先生が逝去されました。
私は仕事中で、最期のお別れをと連絡を下さったゆうじんさんの電話を受ける事が出来ず、帰宅してから訃報を聞きました。

先生が亡くなられた時間、私は閉店作業中で一人で出口前に立っていたのですが、後ろを誰かが通ったような気がして振り返ると誰もいないという事が二回ほどあり、まあ店舗の誰かが通ったのだろうと思っていたのですが、もしかしたらあれはみやわき先生だったのかもしれません。


今年の三月、非実在青少年で話題になった東京都青少年健全育成条例改“悪”案に反対する為の集会に来ていただき、それが縁で非常に有意義なお付き合いをさせていただきました。
先月、神保町に「トキワ荘の青春」を観に行こうとお誘いしたのですが当日運悪くご欠席された事が本当に残念です。

最期に直接お会いしたのは、初めてサークル参加した今年の夏コミ。スペースまでご足労頂き、色々助言を頂きました。



これからも変わらずお話を聞かせていただけると漠然と考えていました。たった半年、私などはそう感じてしまいます。

ただみやわき先生なら

「半年も付き合えたんならラッキーちゃうの?なんでもポジティブに考えェな!」

と、仰るでしょう。


万事において、そういう方でした。
なんでもポジティブに考える。夏コミの時、余計な事で悩んで描けなくなる私にそう教えてくださいました。



こんな事になるのなら、もっとお会いしておくべきだった。人と会う時は何か理由がなければならないと私は思い込んでいて、理由もないのに突然お会いするのは失礼だと思っていた。
全く今更ですが、そんな事考えずにもっとお会いするべきでした。

一期一会、思い知らされました。



みやわき心太郎先生のご冥福をお祈りします。






i_tuito
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