漫画に自由を!21

「漫画に自由を!21」は、漫画やアニメと言ったサブカルチャーにおけるあらゆる表現の自由を、日本国憲法第21条に基づき守ろうと、独自の手法で世界に訴える事を目的として結成されたサークル(団体)です。

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12-25

2014

手塚治虫先生は自ら受勲を断っていた。軍人が貰うような勲章はオレは受け取らない!

日曜は今年最後の森下の劇画講座がありました。

それについてはまた別に書くとして、この時打ち上げで漫画研究科のF・Mロッカーさんから興味深い話を聞きました。

その日の劇画講座は池上遼一先生と辻真先先生がゲストで、手塚先生が生前に受勲されなかったという話が出て、辻先生が

「手塚先生は赤旗で連載されていたからではないでしょうか。」

と冗談交じりに語っておられました。

手塚先生は死後に勲三等を受勲されていますが、国民栄誉賞もなし。漫画の神様に対してちょいと失礼なんじゃないかと私などは愚考していました。

で、漫画研究家のF・Mロッカーさんは手塚先生の学友から聞いた話として、

「手塚治虫先生は生前、何度も受勲をと国から持ちかけられたが、全て断った。勲章は軍人が貰うもので、自分は軍人が貰うようなものは欲しくない。」

と語っておられたそうです。

ググって見るとこんな書き込みが出てきました。

【漫画家】「風と木の詩」「地球へ…」竹宮惠子に紫綬褒章「思ってもいなかった」©2ch.net

116 :なまえないよぉ~:2014/11/04(火) 12:31:50.54 ID:4HsO2IKo
>26
手塚治虫には、生前何度も叙勲への打診があったが、
そのたびに本人が役所に出向いて断っていたということが、
没後に夫人が書いた回顧録のハードカバー版(初版)の本には
はっきりと書かれていた。

 しかしその後の改訂版やタイトルを変えた本からはその記述が
削除されている。であるとすると結局本人の意思とは関係無く
没後に叙勲を(遺族が)受けとっている。

生前断り続けていたのはなぜであろうかについては、
いろいろな理由が考えられるが、

某文筆家が役所が人間の価値を判断審査することを拒否否定する考えを
公言していた、その考え方に強く賛成し同調したという可能性がある。

また、叙勲を機会として年齢などの経歴詐称が発覚することも多少嫌
だったかもしれない。

また、役所が勲章を貰えるかもしれないという期待感を利用して文化人の
言説を間接的に操り、文化人が政府批判を避けていわゆる御用化する危険性も
(そのような内容を描いた漫画作品を多く描いているように)熟知していた
だろう。
本人が考えていたように、漫画は風刺・批判の自由な精神の表現文化である
のであれば、必然的にその時点での体制への批判の要素を含むものであるから、
有名漫画家や漫画関係の団体の幹事や理事などの関係者であることを理由
として勲章を受け取るなら、それは毒まんじゅうを食わされたも同然で、
批判や風刺への自由な精神が萎縮していく危険性がある。それが段々と進むと
その行き着く先は戦前の大政翼賛体制になる。死後に貰うにしてもそれを
期待して生前の行動が自ら縛られてしまう傾向は否定できないであろう。
叙勲は名誉のみならず多額の金銭を伴うから、税金による思想の買収でもある。


http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1414993172/

この書き込み全てが事実ではないが、手塚治虫先生の生前は受勲は全て断る、長谷川町子先生が頂いた国民栄誉賞も受け取っていないという謎も解明した気がします。

手塚治虫先生が戦時中、軍人にどれほど嫌な目に合わされたかというのはご自身でいくつかの作品に描かれていますし、風刺こそが漫画の基本という反権力、反体制を貫かれた証しなのではないでしょうか。


そしてなにより、手塚治虫先生は全ての読者が「漫画の神様」だと認めています。手塚先生にとってはこれこそが最高の評価でしょう。
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